器ができるまで

STEP1

土錬

 弊社の使用している土は、普通の磁器土(並土)と強化磁器の2種類の土を使用しています。
 板状で届いた土を真空土練機で土の中の空気を抜きながら棒状の土にします。

STEP2

成形

 ローラーマシンという機械で成形します。
 1度に2種類の形状を作ることができ、1日に片方で約500個~1000個できます。よって、両方で1000個~2000個できます。

STEP3

水拭き仕上げ

 成形直後では口元が鋭く危険です。そこで、滑らかにする為、水拭き仕上げを行います。ローラーマシンで1日、1000個~2000個できたものを手で仕上げるには時間がかかってしまう為、写真のような機械で仕上げを行うと、半分以下の時間で仕上げることができます。

STEP4

乾燥・素焼き

 仕上げした製品を1日ゆっくりと乾燥させ、その後800℃で素焼きを行います。

STEP5

下絵付・スクリーン転写

 弊社では簡単な柄は手描きにて絵付をします。
 複雑な柄はスクリーン転写やパット印刷などの機械にて絵付を施します。

STEP6

施釉

 絵付したものに釉薬をかけていきます。1回の本焼成で約4000個入るため、1個ずつ手で施釉するには大変です。そのため、写真のような機械にて施釉していきます。

STEP7

窯入・本焼成

 施釉したものを製品同士がくっつかないように棚板に1個ずつ並べます。また、弊社の場合は茶碗などの製品はえんごろというサヤに入れて、効率よくたくさん焼けるようにします。
 20時間ゆっくりと温度を上げ、約1400℃で焼き上げます。

完成